デザインもユニバーサルの時代

パンフレットもユニバーサルデザイン(UD)の時代へ

みなさん「ユニバーサルデザイン(UD)」という言葉は、聞いたことがあるでしょうか?
ユニバーサルデザインとは「できるだけ多くの人が利用可能なデザイン」のことで、日本では、1995年頃から知られるようになりました。

ユニバーサルデザインの例

このように、比較をして「より多くの人が使いやすい」デザインをユニバーサルデザインと呼びます。

このユニバーサルデザインは、建築家や工業デザイナーのグループが提唱したということもあり、多くは建築物や工業製品に活かされてきました。

しかし、私たちの生活で触れるものはそれだけではありません。パンフレットやチラシ、説明書、記入用紙、ホームページ、看板・・・など、私たちは視覚から多くの情報を得ています。それが読みにくかったり、わかりにくかったりするとどうでしょうか。「できるだけ多くの人が利用可能なデザイン」ではありませんよね。特に、色覚障がい者や高齢者は、色づかいや文字のサイズによっては、文字を読むことが非常に困難になります。また、子どもや外国人は、難しい言い回しや、漢字が読めず、意味が伝わらないことも考えられます。

そこで、ユニバーサルデザインの中でも、特に視覚情報に特化した「メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)」の取り組みが2007年から始まりました。

メディア・ユニバーサルデザインは、どんな時に活用すればいいの ?

メディア・ユニバーサルデザインは、どういったものをつくるときに必要なのでしょうか。ここでは、数ある視覚情報を伝えるものの中でも、紙媒体のものに絞って例をご紹介します。
子どもからご高齢の方まで、多くの方が必要とし目にするものは、よりわかりやすく、見やすい表現が必要です。
(例)病院案内、施設利用案内、観光案内、イベント案内などのパンフレット
情報が正しく伝わらないために、健康に影響を及ぼす恐れのあるものは特に配慮が必要です。
(例)食品表示、薬品使用方法、商品の取扱い説明書、避難・防災の案内などのパンフレット
情報の公平性が求められるものは、明確にわかりやすくする必要があります。
(例)金融や保険の約款書、利用規約、商品の申込書、料金表などのパンフレット
情報が伝わりにくいと考えられる相手がターゲットとなるものも、ターゲットに適した配慮が必要です。
(例)教材、玩具の説明書、シニア向け雑誌などのパンフレット

メディア・ユニバーサルデザインは、どんなことに気をつければいいの ?

情報を伝えたい相手によって、気をつけるべき点が変わってきます。では、ターゲットによってどんなことに気をつければいいのか、一部ご紹介します。

色覚障がい者・高齢者・子ども・外国人への配慮

他にも、商品の特性によって気をつけなければならない点は様々です。まずは、商品を作るときに「伝えたい相手に情報がきちんと伝わるものになっているのか」ということを、今一度見直してみてください。

メディア・ユニバーサルデザインに考慮するには、どうすればいいの ?

商品を審査し適合製品を認証する、MUD製品認証制度というものがあります。独自の評価基準で審査し、「より多くの方が使いやすく見やすいメディア」であると認められたものには、内閣府認証NPO法人メディア・ユニバーサルデザイン協会認定のMUD認証マークが発行され、製品につけることが可能になります。

また、内閣府認証NPO法人メディア・ユニバーサルデザイン協会認定の「メディア・ユニバーサルデザイン ディレクター/メディア・ユニバーサルデザイン アドバイザー」という資格があります。当社には多数の資格取得者がおりますので、お気軽にご相談ください。