株式会社 吉備人 様

代表 山川隆之 様 インタビュー

インタビュー風景
12年前から、これまで多くの出版物を始め様々な印刷物でお世話になりました吉備人出版様と、広和印刷との出会いをお聞かせください。

広和印刷との出会いは12年前、営業の吉行くんが飛び込み営業に来たのがきっかけ。もちろん当初お付き合いしていた印刷会社がいたものの、出版点数も増えてきた頃だったので“試してみよう”と思いお願いしました。

現在広和印刷とお付き合いしていただいている「理由」をお聞かせください。

初回の仕事以降継続してお願いしている理由は、総合的に“仕事のしやすさ”があげられる。例えば、今でこそ印刷会社の人が原稿を取りにきてくれたり、校正を届けてくれたりのやりとりは普通のサービスになっているが、吉行くんが営業にきた当初は、印刷物を印刷会社にお願いする時に私たちが原稿を持っていっていた。しかし吉行くんはまめに足を運んでくれて、対応も早かった。原稿をお渡ししてから商品が出来上がるまでのプロセスが、とてもスムーズだった。

それから、印刷事故などの何かミス等があったときの対応がとても良い。刷り直しだったり、カバーの掛け替えだったり、シール貼りだったり、色々な対処方法があるけど、起こったミスに対してできることのベストを尽くしてくれる。そういうところで、信頼を築いていったんじゃないかな、と僕は思います。それに甘えて、無理難題をお願いしている部分もあると思いますが(笑)
広和印刷とは、どういった仕事をすることが多いですか。

手間暇のかかる仕事や、かるたやCD付きの本などこれまでやったことのない新しい案件をお願いするケースが多いですね。一緒に考えながら、進めていくようなものとか。決して金額は安くない。ようするに、商品が出来上がるまでに僕たちがどこまで手を掛けて印刷会社にお願いするか。広和印刷さんの場合は、僕たちが手を掛ける部分を補ってくれる。僕はその分余った時間を他の仕事にあてることもできる。一概に金額では計り知れない、僕たちが持っていない力を120%発揮してくれれば、その分金額が20%高くても、その分の働きをしてくれている広和印刷さんにお願いすることになりますね。
インタビュー風景
ある意味、スタッフの対応力が「付加価値」となり、私たちを選んでくださっているということですね。他社との差別化を価格以外ではかることが難しいとされる印刷業界で、私どもも「付加価値」をつけるということに真剣に取り組む姿勢を貫いてきましたので、嬉しい限りです。これからもずっとこの取り組みを大事にしていこうと思います。

その点においては、私も認めます。吉行くんと仕事以外でも良く話すようになって、印刷会社はいわゆる価格競争に陥りやすい状況にあるけれども、そうではない指針で広和印刷さんはどう生き残っていくか、ということに勢力的に取り組んでいるということを知りました。例えば、先ほど言いました仕事の総合力・スムーズさ、サポート力だったり、デザイン力だったり、納期に間に合わせるスピーディーさだったり。色々とありますが、その中でどの部分でお客様に選んでいただくのか。そういう部分をすごく意識しているな、と思います。

もちろん、広和印刷がこの中のどの部分も優れているわけではなく、満足できない部分もあるけれど、それでもわからない事があればよく勉強してくれる。例えば、紙の選定一つにしても、たくさん種類のある紙から、案件にベストなものを色々と調べて提案してくれる。とても助かっています。
広和印刷がもっとこうだったらいいのになという「課題点」がありましたら、是非教えてください。

一概には難しい。印刷会社さんにどこまで求めるか、という部分もある。例えばデザイン。昔カバーデザインをお願いした時、やはり書店に並ぶ本なんかと比べると、悪くはないんだけどインパクトが足りなかったり。本というのはチラシ、ポスター等のいわゆるグラフィックデザインと違って、立体物であり、パッケージデザインであるといえます。平面の見た目だけでなく、持った感じのしっくりさまで計算してデザインできる人となると、相当少ないと思います。
制作物
確かに、グラフィックデザインを主に手掛けているデザイナーが多いので、そういった点は課題です。改善していきます。そのほかに課題点はありますでしょうか。最後に、広和印刷へのメッセージをお願い致します。

広和印刷さんは、クライアントの課題を解決する印刷会社です。クライアント、要するにお客様に頼まれて印刷するだけではなく、こういうことで困っている、こういうことをしてみたいという想いをサポートしてくれる。広和印刷さんの新事業“岡山販促.jp”なんかも、一例だと思う。

お客様の悩み、要望を印刷というフィールドの中で解決しますというスタンスでやられていますよね。そういった所をさらに追及して、今まで見たことのない“地域になくてはならない”印刷会社になって欲しいなと思います。


インタビュー風景
株式会社 吉備人 代表 山川隆之

1955年岡山県岡山市生まれ。
地域に根ざし「本づくりはまちづくり」を掲げ1995年に株式会社吉備人を設立。岡山の歴史や文化、社会をはじめ、自然科学、生活・家庭、教育、芸術、社史など幅広いジャンルの書籍を、これまでに約460点を出版。2012年(第13回)福武文化奨励賞受賞。2013年岡山市文化奨励賞(学術部門)受賞。

お客様ホームページ
http://www.kibito.co.jp/

インタビュアー:吉行史生 / ライティング:武内繭